序文: はじめに |
薩摩ボタン について |
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「薩摩ボタン」と聞いても、詳しく知っている方はたぶん少ないことでしょう。それは薩摩ボタンがその昔、海外輸出を目的として造られていたからかも知れません。現在でもアメリカやヨーロッパの陶器マニアの間では根強い人気があり、当時のボタン一つが数万円という高値で取引されています。それではここで簡単に、薩摩ボタンの歴史とその魅力についてご説明しましょう。
時は幕末、薩摩藩は幕府に対抗するための軍資金を作りだすため、 薩摩焼で培われたノウハウをもとに 藩の御用窯で陶器のボタンを作って海外へ輸出しました。 おりしもヨーロッパではジャポニズム(日本文化)への関心が高まっており、 日本絵画のエッセンスが凝縮されたその小さな陶器製のボタンは 「SATSUMA」という愛称で呼ばれ、大変な人気を集めました。
薩摩ボタンの魅力は何と言ってもその美しい色絵(いろえ)。 貫入(かんにゅう)と呼ばれる細かなヒビ模様の入ったボタン表面には、 まるで高級陶器の壺を思わせる絵が色彩豊かに描かれています。 薩摩ボタンにはしばしば虎や兎、雀などの動物をはじめ、植物や風景、芸者など 当時の日本文化を偲ばせる風情ある意匠が描かれました。
今回MAKANA LEIが焼いた薩摩ボタンは、完全復刻版の色絵金襴手(きんらんで)ボタンと、 |
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